1. エストロゲンとテストステロンについて
テストステロンとエストロゲン、この2つの言葉の関係や違いを知っていますか?男性はテストステロンが高く、女性はエストロゲンが高い身体になっています。テストステロンとは男性ホルモンの1つで、精巣から作られ、男性のがっちりした骨格や筋肉はテストステロンからの影響で、筋肉や骨の形成に関わっています。テストステロンは、生殖機能を作りだしたり、ストレスを減らしたり、幸せホルモンと言われるドーパミンをつくります。集中力や記憶力を上げ、血管年齢を若くしてくれたり、糖尿病などの予防をしてくれます。テストステロンは20歳をピークにして、20歳以降は少しずつ減少していき、テストステロンが減ると体調不良や病気を招きます。男性ホルモンが減少することで起こる病気には、男性更年期障害、骨粗しょう症、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、勃起不全、うつ病などがあります。テストステロンが減る原因は、加齢以外には、筋力の低下、コレステロールが不足した食事などがあります。テストステロンを増加させるには、食事とサプリメントで補って増やす方法があります。テストステロンを増やす効果のある食品には、良質なたんぱく質、亜鉛、一価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、含硫化合物などがあります。タンパク質は、肉や魚、卵、牛乳、亜鉛は牛肉、豚肉、鶏肉、チーズなどが含まれ、一価不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸は、オリーブオイル、アーモンド、チーズ、アボガド、含硫化合物には、タマネギ、ニンニク、ニラなどに多く含まれています。男性は40歳をすぎた頃からテストステロンが減るので、食事でうまく摂取できない時はサプリメントの力を借りるのもよいでしょう。サプリメントを摂取して一緒に筋トレをすると効率よくテストステロンを増やすことができます。エストロゲンとは女性ホルモンのひとつで、妊娠、出産にはなくてはならない大事なものになります。エストロゲンとは卵胞ホルモンとも呼ばれ、発育した卵胞からエストロゲンが分泌されています。エストロゲンの分泌が正常に行われていると、女性らしい丸みのある柔らかな身体つきになり、卵胞の成熟ができる、受精卵を着床するために子宮内膜を厚くして受精の準備をする、自律神経が整い、感情の働きや脳の働が整っています。女性は、エストロゲンが減少すると身体に不調を招き、慢性的な体調不良や精神の不安、身体のだるさなどが現れてきます。主な症状としては、生理不順、無月経、不妊、お肌の調子が悪い、イライラしたり怒りっぽくなる、夜眠れなくなる、体のむくみ、骨が弱くなる、代謝が悪くなり痩せにくくなる、髪の毛がパサパサになり艶がなくなり、白髪が多くなる、高血圧、動脈硬化が発症しやすくなるなどがあります。エストロゲンが減少する原因には、ちょっとした環境の変化やストレスなどがあり、食生活の乱れや偏った食事、人間関係のストレスで自律神経を崩したり、睡眠不足などでエストロゲンが減ると言われています。エストロゲンを増やす食品には、納豆、豆腐の大豆食品の大豆イソフラボンを多く含む食品や、ザクロや山芋、キャベツ、プルーン、アボガド、カボチャ、アーモンドがあり、積極的に摂るようにしましょう。減少したエストロゲンはサプリメントで補うことができ、エストロゲンに必要な成分は、マカ、大豆イソフラボン、ブラックコホシュ、ホップ、プラセンタ、ローヤルゼリー、ザクロなどがあります。マカ、大豆イソフラボン、ブラックコホシュはエストロゲンを促し、プラセンタ、ローヤルゼリー、ザクロには、美肌、美白や疲労回復や更年期障害などの老化を防いでくれる効果があります。サプリメントの過剰摂取はいけませんが、足りないエストロゲンはサプリメントを足すと、女性ホルモンも整い、美肌のサポートにもなります。